どうしてこの本を予約したのだったか、理由は忘れたが それが手元に来た
どうみても つれあいの読みそうなタイトルだけど 僕は頼んでないというし…で、読んだ
こちらを磁路り!見つめてくる表紙に 手に取るたびに ドキッとする
これは 著者が 胎児の解剖研究する過程のスケッチ画
人間は 胎内にいる間に これまでの人類への進化過程を すべてなぞってこの世に出てくるという
本の内容は 上手く私では言いようがないので amazonのBOOKデータベースより拝借する
「こころ」とは、内蔵された宇宙のリズムである―おねしょ、おっぱい、空腹感といった子どもの発育過程をなぞりながら、人間の中に「こころ」がかたちづくられるまでを解き明かす解剖学者のデビュー作にして伝説的名著。四億年かけて進化してきた生命の記憶は、毎日の生活の中で秘めやかに再生されている!育児・教育・保育・医療の意味を根源から問いなおす
1987年早逝された三木成夫氏の、保育者向けの講演をまとめたものだそうで 生で聞いているような語り口で 難しいテーマなのに読みやすかった
ゼロ歳児のなめまわし、指差し⇒呼称音⇒直立(視界が拡大する⇒こころの眼覚め)
2~3歳は 心情涵養の黄金の日々 「これな~に」時代を経て「ど~して」時代へ
そこら辺のことが 人間の体の成り立ちとあわせて書かれている
内容を すべて理解できるほどの頭脳は持ち合わせていないわたしだが
内臓は 小宇宙
心臓の鼓動・・・宇宙的な内蔵波動の象徴
こころの世界が 天体の作用を思わせるようななにか宇宙的な要因が常に秘められているよう…
自分のからだのリズムをつかむこと
生きものは それ単独では生きていけない かならず生きものに囲まれて生きている
本から抜粋する言葉が とにかく 多すぎる!胸にズンとくる言葉ばかりで 良い本に出合えた(もっと若い時に 出会っておきたかったな)
これだけ読むと どこかの宗教家とかスピリチュアル家のいう言葉みたいだけど 著者三木成夫(1925年〜 1987年)氏は、解剖学者・発生学者科学者なのだ
62歳、今のわたしから見たら お若い…存命なら、さらなる研究を続けられていたやろねと 思う
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お若いといえば またまたスゴイblogを見つけた
blog名は 『死体を愛する小娘社長の日記』
https://however-down.hatenablog.com/
ドキッとする
読んでみた
ん?
かなり過激ともいえる内容だ(こういう記事をターゲットにして 喜んで群がって批判的なコメントがきて 嫌な思いをしてないのかな…と老婆心が…)
気になると どんな人なのか 知りたがり屋のいつもの癖で 最初から 読む
過激な物言いの時もある
だけど ちゃんと、生きている人の書いている記事だ
どんどん引き込まれた
団塊世代にも かなりグサッととどめを刺す
が この人(娘)は お若いのに もうすでに 分かっている
生きることは どういうことか、と
死者と向き合い 弱者(動物もすべて同じ命をもつものとして)に対する姿勢とか
もう、脱帽
教えを乞いたいと 思った
それにしても 観念でモノ言う人とは まるで違う 力がある、ことばに
彼女には 祖父母の思い出がないと知った時 ぎゅ~っと してあげたくなった
祖母の気持ちで この先 見守っていきたいなと おもった
ほんと、すごいんです
先の 宇宙リズムのことを読んでいる時に 彼女も そんなことを書いていたんです!
つぶされないでね~と この片隅から応援したい
*Fさん、もうすでに読者だった…さすがです