9時から 我が住まいの草取りの日、だった
10分前に 雨が降ってきた
中止かなと 下へ降りてみた
玄関先で 役員達が 空や、手にしたスマホのアプリを見て 相談していた
その場にとどまって話を聞いていたら 1時間後に再開とか、いやいや来週に…とか 決まらないが するなら放送を入れようか、というのを聞いて 部屋へ戻った
10時前に 小降りになった
放送は無い
来週に延期かな?…でもちょっと気になるなと 10時半ベランダに出たら 数人の人達が草取りされているのが見えた
えぇ~?放送なかったよね
雨のあと 草取りにはいいかもしれないけど バランスの悪いつれあいには ちょっとね…と 今回は パスすることにした
ちょっと後ろめたいけれど
山崎章郎さんの本を読み終えた
この方は同年代、わたしも好きだった北杜夫のドクトルマンボウにあこがれて船医にもなられたそうな
Ns現役時代に『病院で死ぬということ』を読んで こんなDrもおられるのか、と驚いた
その後 在宅緩和ケア医として 地域包括ケアに取り組まれていたご本人が 2018年大腸がんになり ステージ4と診断され 抗がん剤治療を受けられたが 副作用がひどく断念…「あとは自然経過に委ねよう」と弱気にもなられたそうだ
が せっかく自分が癌当事者になったのだから 何かできることはないか?と思い直されて いろいろ実践されてきたことをまとめられた本だ
抗がん剤治療を選ばないと 通院を断られる理不尽な今の医療体制が 癌難民を産む、と 彼自身が身をもって知る
彼は提案する
1)公的医療保険による緩和ケア外来
2)生きがい給付金
そして 彼が今実践している がん共存療法への取り組み
それに本格的に取り組むところで また彼は 長年の虫垂炎による腹膜癒着の手術をいうアクシデントにみまわれ、彼の仕事も他者へ引き継ぐことになったという
でも 諦めてはいない、ところがすごい
わたしのまとめでは うまく伝わりようもないが 同じお歳で なおかつ、がんサバイバーで 何かできるはず、と前を見る山崎さん、すごい!
本の内容については どうこう言える知識は無いわたしだが
こんないい考えを支え、力強くバックアップしてくれる専門家は もっと、世にたくさんおられると思うのだけど
抗がん剤治療を選択しない人たちも がんと共存しながら 穏やかな人生が 普通にできる、そんな世の中であってほしい