『「脳コワ」さん支援ガイド』は 目から鱗です

会話がうまくできない、

雑踏が歩けない、

突然キレる、

すぐに疲れる……

これ、この本を f:id:santotoro:20200923104526p:plain 紹介する amazonページのことば

 

なになに、これって 🐢のことじゃないですか (本人は いまだ認めたがらないけれどね)

 

以前書いたブログで紹介した鈴木大介さんの、その後書かれた本も読んだ

そのうちの1冊が 「脳コワさん」 支援ガイド

(夫)を生かすも殺すも (妻)次第 - かくれんぼ

 

病名や受傷経緯は違っていても、結局みんな「脳の情報処理」で苦しんでいる。

高次脳機能障害の人も、

発達障害の人も、

認知症の人も、

うつの人も、

脳が「楽」になれば見えている世界が変わる

それが最高の治療であり、ケアであり、リハビリだ

疾患ごとの〈違い〉に着目する医学+〈同じ〉困りごとに着目する当事者学=「楽になる」を支える超実践的ガイド!

 

昨夜よみ終えて メモメモしていたら 何読んでいるの?と聞いてきた

前の本は私に勧められて読んでいた彼、「あ、僕とは違う症状の人が 書いた本か」、と気のない言い方をする

その本は真面目に読んでいたし なるほどと感心していたのになぁ…と 

反論したいところだが いやいや、待てよ!

この本には わたしが 学ばなければならないことが いっぱ~~~い書かれてある

 

同じくカスタマレビュー評価は高く レビューされた人のお言葉も 核心をついている

(語彙の乏しいわたしには 無理なので ちょい拝借させてもらう)

 

本書は、「楽」になることがリハビリの第一歩であるとまず言う

そしてさらに、脳にトラブルを抱えた人は「楽」にならないと認知資源が活性化しないのだから、

「楽になることそのものがリハビリだ」とまで言うのである。

これは小さな苦しさを乗り越えて正しい身体を手に入れるという身体のトレーニング観、

リハビリ観と正反対ではないだろうか。

いまのリハビリテーションが身体リハからの派生である限り乗り越えられないでいた谷を、あっさりと、らくらくと超えてしまった画期的な書ではないか

 

身近に いわゆる「脳コワ」さんがいて どう支援すればいいのか悩める方に お勧めしたい本だ

 

「脳コワ」さん、というネーミングに 当事者の🐢は 違和感がある

壊れた=バカになったみたいだと

そうじゃないことは 本人が一番よく分かっているのに

 

だって けっこう 難しめの本を 

複視でランダムに視野が変わる苦痛の中で読み 

自分のために書いているというブログは なんかわたしなんぞ、もう結構と投げ出すほど ややこしくて…

真面目に取り組んでいる姿だけを見ると 

どこが 当事者なん?と いつもそばに居るわたしだって???なのだ

 

が、

日常生活では 本人も認める ダメになっている部分がなんだかだとある

ただ それで、彼を鬱の世界へ落ち込まないのも 

彼の持って生まれた性格というか気質であって 

そこがあるから こうして生きてこれたのだ

 

反面 深く自分の生きづらさを 自覚していないようなところがあり、そこをわたしは危惧するところなのだ

 

このさき、サポートできない状況になった時、

彼自身が 周りに人に 支援を求められるように 

もちょっと自覚してね、と 

本を引き合いにして 昨夜は🐢に言えた

 

殊勝な顔して 分かったと言ったけどね…

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今日は 72回目の ビタミンB12の注射へ 内科受診

連休明けで 予想以上に 賑わって?いた