徳永進 『まぁるい死』を読み終えた それについては別ブログに書いたけれど
徳永さんの看取る市井の方たちは 徳永さんの文にかかると
みんな キラキラしてくる
決して 特別に立派だとか、見事な死に方というのではないけれど
あ、こんな方も居る、居られたんだなぁ、という
なんて言ったらいいのか うまく表現できないけれど
シャカリキに生きなくても 大丈夫さ、と言ってもらえる感じとでもいうか…
そこが徳永さんという医師の魅力なんだよね、と あらためて思う
文中で 「佐治晴夫」…命の起源について、のことばが 印象に残る
「私たちの宇宙は、今から137億年前の遠い昔、一粒の限りなく熱く小さな光のしずくから、さりげなく生まれたとされています」
小さな 光のしずく、だって
へぇ~ そうだったんかぁ と うれしくなる
それとね、徳永さんは 「くだらない」って大切、だっていっている
ボヤ~っと、意味なく過ごすこと、「くだらない」「ろくでもない」「しょうもない」「何ちゅうことない」「つまらない」「たわいない」やや否定的に使われるこれらの言葉、その人の仕事が他人への仕えを強く望まれるほど、これらのことばこそが、その人を支えることになっていく
ついついボヤ~っと過ごしてしまって あらら、と思ってばかりの私は 自分の都合のいい方に解釈できることば
工藤直子 『のはらうた』の詩が 紹介されていた
たんぽぽはるかさん 「あいたくて、あいたくて。あいたくて、あいたくて…きょうも わたげを とばします」
工藤さんは 人生は タマネギのようなもの …いちばん核にあるものは 「おもしろい」だと思う
そう言っているそうだ
工藤さんの詩も 今度読みたいリストに入れた
早く 図書館開いてくれ!